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世界遺産 吉野山は「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されています
「吉野大峰」、「熊野三山」、「高野山」の3つの霊場で、参詣道というのはそれらを結ぶ巡礼道です。
三重県、奈良県、和歌山県にまたがり、紀伊半島の大半を占める広大な地域が世界遺産に登録されています。
正直奈良県民の私にも実感はありませんが、吉野の良さは桜だけじゃないので、こちらで少しご紹介します

吉野の桜は役行者が「桜は蔵王権現の神木だから切ってはならぬ」とさとしたのでここまで大事にされてきたそうです。その役行者が白鳳年間に創建されたのが修験道の総本山 金峯山寺蔵王堂です。蔵王堂についてはこちらをチェックしてください

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その蔵王堂以外にも世界遺産に登録されている神社が吉野山にはあります
吉水神社・吉野水分神社・金峯神社なんです

吉水神社
『吉水神社』は、7世紀頃に役行者が創建したと伝えられる、金峯山寺の僧坊「吉水院(きっすいいん)」が元、明治の神仏分離によって神社に。
源義経が静御前・弁慶らと身を隠したこと、後醍醐天皇の行宮であったこと、豊臣秀吉が花見の本陣とした等の歴史のオールキャスト!?が登場します

少しだけ奥まった場所にあるため、意外と目立たないのでご注意くださいね

桜の季節には人人で大混雑。なんせ、豊臣秀吉が花見の本陣をここに置いた、由緒正しき花見の名所なんです。また、何でもない古い建物に見えますが、日本住宅建築史上最古と言われる「書院(重文)」。南朝の皇居として使用された時期もあった、歴史ある建物です。後醍醐天皇・豊臣秀吉・源義経・弁慶・静御前・蝉丸法師・狩野永徳・狩野山雪・水戸光圀・佐々助三郎宗清(助さん)・一休和尚などなど驚きのラインナップ!?やっぱり吉野の歴史はすごいです

開門時間: 9:00-17:00
拝観料: 境内無料(書院は400円)
駐車場: 数台分(下千本駐車場の利用が安全です。徒歩20分)
アクセス: ロープウェイ「吉野山駅」から徒歩15分

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吉水神社から上千本の方に数分いったところに、義経と別れた静御前が追手に捕えられ、請われて舞いを舞ったといわれる勝手神社があります。残念ながら社殿は2001(平成13)年に焼失してしまってます。
勝手神社から蔵王堂、銅鳥居(かねのとりい)あたりがお土産物屋さんや食べ物屋さんが並んでいます。
吉野葛八十吉もその通りにあります

吉野水分神社
水を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主神とし、”みくまりが”御子守”(みこもり)となまって、俗に子守さんと呼ばれ子宝の神として信仰されています。地元ではこうもりさんこうもりさんと親しまれています。社殿は本殿、拝殿、弊殿、楼門、回廊からなる桃山時代の美しい建築です。
豊臣秀吉がお花見の時にこちらで祈願し、秀頼を授かったとか
本居宣長も父定利が同社に祈誓した授かった子だそうですよ。
初夏のスズランも美しいです。吉野水分神社周辺の集落を蔵王堂にめがけて歩いていく眺望が素晴らしいです。また、宮滝万葉の道へもつながっています

宣長は、父定利が同社に祈誓した授かった子だそうです。直接の参詣は、お礼参りの13歳、花見を兼ねた43歳、和歌山からの帰途の70歳の3度。参拝の感慨を述べた歌が『菅笠日記』(43歳)、「吉野百首」(70歳)にあるようです。

近鉄吉野駅からロープウェイ「吉野山」乗換、吉野大峯ケーブルバス「奥千本口」下車、徒歩約10分
厳しい坂道になっていますので、足に自信のある方に
4月3日にある御田植祭も有名です。ロープウェイ吉野山駅からですと、徒歩約1時間30分かかります

金峯神社
奧千本にあり、杉や桜の老樹におおわれて鎮座する神社。吉野山の地主神、金山毘古命(かなやまひこのみこと)が祭神。修験道の行場で藤原道長も祈願したとされています。

ここから、坂道を3分ほど下ると、義経が弁慶らと追っ手から逃れるために隠れた義経隠れ塔があります。ここは大峯修行場の一つで、この 塔に入って扉を閉じると中は真っ暗になります
源義経がこの塔に隠 れ、追っ手から逃れるため屋根を蹴破って外 へ出たため、「義経の隠れ塔、蹴抜けの塔」 とも言われています。

ロープウェイ吉野山駅下車 徒歩約2時間、「吉野山」乗換、吉野大峯ケーブルバス「奥千本口」下車、徒歩約10分

ここからもう少し山を上がっていくと西行庵もあります。ここのもみじは素晴らしいですよ

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