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羽生選手の競技復帰を美談にして放送してたけど、本当にあれはいいの?

息子がラグビーをやっているとき試合中に脳しんとうを起こして試合から離脱して休みました
その時は脳震盪だけでなく目の上の打撲で、痛いのと見えないのとで試合続行ができなかったから離脱できたのですが、以前も試合中に軽い脳震盪を起こして試合に出続けたこともありました。
それを病院の先生に報告すると、「そんなこととんでもないです。脳震盪を起こしたときは24時間安静にして、2週間は試合に出ちゃダメです」って言われました
アメリカ神経学会ではラグビーで明らかな脳震盪を起こした選手には3週間は試合に出させないよう忠告しているそうです

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確かに、怪我をしてもなお試合で滑り通した羽生くんは立派ですが、脳の病気は本当に怖いです。まだまだ先が長い彼の人生もっと周りが強く止めるべきだと思いました
本人が出たいと主張するのはある意味当然だと思いますが、競技を続けた光景はスポーツドクターが目を疑ったのではないでしょうか?少なくとも息子を見てくれたドクターは「何やってんだ」って叫んだと思います!!マスコミや観客、視聴者は、「感動した」「涙が出た」とたたえる気持ちも分かりますが、脳震盪の怖さと根性論のスポーツ文化について考え直すべきだと思います

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脳震盪の症状

一時的に意識が無くなる、記憶が無くなる、めまい感、バランス感覚がおかしくなる、頭痛、吐気、視界がぼやけるなどの症状が現れます。息子の場合も夜中もどしたのでお腹の具合が悪いのかとびっくりしたら、脳震盪の症状でした
ラグビーでは倒れた選手が「魔法の水」というやかんの水をかけてもらい意識を取り戻してプレーを続けるシーンがドラマなどでありますが、今や「魔法の水」の時代は、もう終わってます。脳震盪の症状があらわれた場合には、試合を続行してはならないという考えがスポーツ医学の常識となっています。ラグビーだけでなく脳震盪を起こした当日は競技に復帰すべきではないと思います。
スポーツでは脳震盪を含む脳損傷が、「くり返される」可能性が高く、脳へのダメージがくり返されるときには、2回目以降の脳への衝撃がそれほど大きくなくても、致命傷になる可能性があるのです
無事最後まで滑りきった姿は立派ですが、大怪我の可能性もありうるし、本当に危険な行為だと思います
美談だけにすることなく、TVでもこのあたりはしっかり伝えて欲しいと思います。精神力だけで終わらせないで!!

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