正月の煮物で外せないのが、ホクホクとした食感が美味しい里芋ですね
友人がご主人の実家から沢山の里芋を送られてきたけど、お正月の煮物に美味しいのを作りたいと
話していて、おすそ分けに頂いた替わりに、美味しい煮物を伝えます
里芋はお店で売っている場合、泥つきのが新鮮でいいです
ぜひ鮮度のいいものを使って作ってほしいです
今回頂いたのも、大きくて泥つきなので、しっかりと洗って泥を落としてから
皮をむいて使います皮は適当にむくのではなくて、上下を切り落として
それから縦にむいていきます
太目に面が出るようにむいていくと煮る時もよく浸みるし、
形が均等になり、綺麗にできるんですよ
白煮という通り、色は白いように仕上がります
まず、里芋のみを一度茹でていきます
米ぬかを加えたお湯で一度茹でてから、お湯を入れ替えてからひと煮たちさせて
ざるにあげたら、水気を飛ばしおきます
鍋に出汁をたっぷり入れて、だしに対して10パーセントのみりんと酒を入れて
お好みで砂糖を加えます
沸騰しない温度で、じっくりとコトコト煮ていきます
沸騰させては香りが飛んでしまって美味しくならないので、じっくりと煮てくださいね
里芋はじゃがいもなどよりもデンプン質なので、なかなか味が浸みにくいです
一度火を止めて冷ましてからもう一度煮ていくのもいいです
根気よくゆっくりと煮ていくのが一番美味しくできるコツです
他のものと一緒に煮てしまうと、里芋のとろみがついてしまうので、あまり綺麗にできません
是非里芋は単品で煮ていきましょうね
ある程度浸みてきたら、仕上げに薄口しょうゆを入れます
普通のおしょうゆでは色が濃くなってしまい『白煮』でなくなってしまうので
美味しさは同じですが、是非これを作る時は薄口しょうゆを使ってください
お正月の煮物は色が濃いものでなく、野菜本来の色を活かしたいので是非
薄口しょうゆを用意してほしいものです
ちょっとだけアクセントをつける時は、昆布や煮干しを加えるのもいいです
里芋のホクホクした食感が一番楽しめるのではないかなと思います